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出版社内容情報
茂吉のかっているちびねこが、ばけものたちのなかまにはいり、毎夜わらしにばけて、酒を買った。それを知った茂吉は・・・。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
61
面白かったです。短いけれど引き込まれる。松谷みよ子さんの文章も、辻司さんの絵も素朴で懐かしい。特に松谷さんの擬音が秀逸で、声に出して大げさに読んだら絶対に楽しい。最後まで読んで、子供の頃「まんが日本昔ばなし」で見たなあと思い出しました。ねこの「おら やんだ」がいいな。2020/02/19
ツキノ
25
1973年2月発行。図書館の利用さん返却本。この本は未読だったけれど、松谷みよ子さんの作品を一部でもリアルタイムで読めたのは財産だと思う。子どもたちも新作絵本を読めたのだった。ありがたい。この作品は辻司さんの和風な絵がぴったり。村のひとたちが捨てたものがばけものになってよりあっていた、というのがいかにも松谷みよ子さんらしい。ポプラ社の「おはなし名作絵本」はとてもいい。編集者の気概を感じる。【95-640】2022/05/10
遠い日
22
ちょっと背伸びした小さな三毛猫。茂吉に飼われながら茂吉を裏切るようなまねをしていた、いけないやつ。それでも、捨てられて化け物のなったモノたちには哀れを感じる。酒でも飲んで騒がねばやりきれなかったのかもしれない。2016/02/11
matun
20
教科書にも載っていた茂吉の猫。辻司先生作画バージョンです。この物語にぴったりな、恐ろしく、おどろおどろしくも愛嬌のある絵本です。日常と隣り合わせ、現実と紙一重の異界を印象的な色彩でみせています。「やんだ、おら茂吉すきだ」に嬉しくなる。2013/08/14
ヒラP@ehon.gohon
18
【再読】大人のための絵本 化け物の正体は、村人たちが捨てたごみでした。 強引かもしれませんが、人間が捨てるごみが妖怪に変わる日が来るかもしれません。2022/01/09