感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えふのらん
2
曽我兄弟に寄り添う頼朝の家臣たちが如何にも鎌倉武士という風で良かった。復讐に燃える頼朝に助命嘆願する武士たち、それとなく和歌で工藤祐経の居場所を俳句で伝える畠山、兄弟の行く末を知りながら虎御前との中を祝福する和田。復讐を止めるようなことはせず、いやむしろ兄弟の覚悟を知っているからこそ同じ武士として敬意を持って振舞おうという気持ちが伝わってくる。2024/04/10
koz
0
恨みはらさでおくべきか〜。土地を治めるというこの頃の重要性を考えさせられる。同様の沙汰を求める声は全国に満ちていただろう。この物語である種の規範を示す役目もあったのだろうかと邪推。 とはいえ頼朝の采配は気持ちいい。命を捨てても報われた兄弟は語り継がれ愛されているのだな。 ・・・鎌倉殿、ガード甘くね?という点は気にかかるが。 2011/08/07
サチ
0
曾我物語。
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- Lightning 2018年12月号…