内容説明
世界を震撼させたグルジアへの侵攻、軍事パレードの復活、活発な武器輸出、合同演習の実施、国防予算の増加―双頭政権が企てる「強いロシア」の再建ははたして冷戦再燃を導くのか。
目次
双頭政権の安全保障戦略
軍事改革(徴募兵から契約兵へ;文民統制は実施されているのか)
ロシア軍の近代化
武器輸出
ミサイル防衛の欧州配備
NATO拡大に反対
アジア戦略
ロシアの領土問題と対外膨張
実際におこなった軍事行使―チェチェン戦争とグルジア侵攻
著者等紹介
木村汎[キムラヒロシ]
1936年京城(現ソウル)生まれ。京都大学法学部卒業後、コロンビア大学に留学しPh.D.取得。北海道大学スラブ研究センター、国際日本文化研究センターを経て、拓殖大学海外事情研究所客員教授
名越健郎[ナゴシケンロウ]
1953年岡山県生まれ。東京外国語大学ロシア語科卒業後、時事通信社入社。バンコク特派員、モスクワ特派員、ワシントン支局長、モスクワ支局長などを経て、現在、外信部長(解説委員)
布施裕之[フセヒロユキ]
1954年千葉県生まれ。東京外国語大学ロシア語科卒業後、読売新聞社入社。モスクワ特派員、モスクワ支局長などを経て、編集委員。現在、東京本社調査研究本部主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。