目次
序章 ピンチョン以降のポストモダン
第１章 音楽的ＳＦ論またはＳＦ的音楽論（音楽のポストモダン的転換を追想すれば…；ポスト異種混淆化―ウィリアム・ギブスン＋ブルース・スターリング・インタビュー）
第２章 ポストモダン・フィクションにおけるエロティック・ヴィジョン（入れたり出したり―二進法的愛の拒絶；ユートピア蹂躙の罪と罰―キャシー・アッカー・インタビュー；サイボーグ・ブッディズム―ＡＺＺＬＯインタビュー）
第３章 メタフィクション／サイバーパンクからアヴァン・ポップへ（『ＷＡＸ』／あるいはナラティヴの記号生成―デイヴィッド・ブレア・インタビュー；無垢への幻想と記憶のマゾヒズム―スティーヴ・エリクソン・インタビュー；フィクションの先端理論めざして；アヴァン・ポップ１０１；アヴァン・ポップ・グラフィティ）
著者等紹介
マキャフリィ，ラリイ［マキャフリィ，ラリイ］［ＭｃＣａｆｆｅｒｙ，Ｌａｒｒｙ］
１９４６年生まれ。サンディエゴ州立大学名誉教授
巽孝之［タツミタカユキ］
１９５５年生まれ。慶應義塾大学教授
越川芳明［コシカワヨシアキ］
１９５０年生まれ。明治大学教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Ecriture
8
その昔魔王を倒した勇者アバン。その弟子であり、勇者ダイを支えた魔法使いポップ。アバン先生とポップの心暖まる師弟関係を描いたのがこの『アヴァン・ポップ』である。欲を言えば、ヒュンケルやクロコダイルが仲間になった瞬間に弱体化した理由についてもっと踏み込んで欲しかったところ。2011/05/24
ミツ
3
アヴァンギャルドとポップ、それら両者に寄り添いながらも決してそれに取込まれることなく、そのあわいにあって抵抗し続けること。アヴァンポップとは前衛と通俗の境界領域を指す概念であり、大量のモノと情報が氾濫する高度資本主義社会における文化を批評するための戦略である。本書自体にもその性格がよく表れておりカット＆ペーストのコラージュ的手法を用い、文学、音楽、映画、政治、メディアなどさまざまな側面から６０年代以降のアメリカの文化全般について鋭い考察を行う。2011/01/08
おめるた
1
アヴァンポップはアヴァンギャルドとポップカルチャーのハイブリッド。アヴァンポップは既存のルールやイメージを吸収し対抗し批判を加え新たな価値を生み出そうとする。既存の慣習や規則や流行りの奴隷になることをやめて自己の主体性を確立する方法。2011/02/06
笠井康平
0
ここに書かれていることのすべて（だいたい）がウェブで基本無料で誰でも遊べるようになったこの何十年か2013/08/01
