目次
序論 退化論とは何か
第1部 マックス・ノルダウの世紀末(香水をつけたハンカチ―『虞美人草』にみる世紀末の退化の文化;退化論を超えて―ロレンスの詩学とそのコンテクスト;絵のなかの女たち―世紀末美術と『息子と恋人』;われわれの悲劇の時代―『虹』の進化論)
第2部 未来派の時代(アヴァンギャルドの誕生―『恋する女たち』における未来派の美学;ポスト印象派展の政治学―ロジャー・フライとロレンスのポスト印象派論;戦争あるいは健康法―エドワード朝文学から「イギリスよ、わがイギリスよ」まで;キボ・キフトの森へ―文化史のなかの『チャタレイ夫人の愛人』)
著者等紹介
加藤洋介[カトウヨウスケ]
1972年愛知県生まれ。1998年ノッティンガム大学大学院MA修了。1999年南山大学大学院博士後期課程単位取得退学。西南学院大学文学部准教授。イギリス文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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