出版社内容情報
「Edu-Port ニッポン」のように、日本政府主導で「日本型教育」の海外展開が推進されている。本書は、「日本型教育」の内実を考察するとともに、教育学のみならず日本社会の様々な専門家養成から照射される問題状況を解明し、「日本型」文化や制度の将来像を描き出す。東アジア文化圏との比較を通じ、欧米型とは異なる普遍性を持った教育文化モデルを提示する。
【目次】
はしがき [稲垣恭子・瀧井一博]
序 章 日本型憲法は海外展開するのか [瀧井一博]
◆第Ⅰ部 日本型教育―問題の所在
第1章 「日本型」教育モデルを提示することの困難と可能性 [高山敬太]
第2章 日本型教育を哲学する試み [瀬平劉アントン・門前斐紀]
第3章 公教育と私教育 [井上義和]
コラム1 テクノクラート的「知」の淵源 [竹内里欧]
◆第Ⅱ部 歴史のなかの日本型教育
第4章 明治維新における教育の模索 [齊藤紅葉]
第5章 日本における学年学級制の成立経緯 [柏木敦]
第6章 隅田川教養主義と本郷教養主義 [椎名健人]
第7章 政治教育協会と戦前日本の主権者教育 [西田彰一]
第8章 「丸刈り」の誕生 [平松隆円]
コラム2 米国発SPSから問い直す「日本型」教育 [礒山麻衣]
◆第Ⅲ部 日本型教育の論じ方/問題性
第9章 制度の半歩外にある教育 [大澤聡]
第10章 「日本型」市民オペラから問われる教育の課題 [大田美佐子]
第11章 台湾における二宮金次郎像 [許佩賢]
コラム3 教育における本質主義的語りを超えて [齊藤智]
◆第Ⅳ部 様々な「日本型」
第12章 「日本型」民主主義をめぐって [宇野重規]
第13章 日本型教育システムと政治家 [待鳥聡史]
第14章 「日本型」法曹は誕生したのか [大中有信]
コラム4 アメリカのロースクール教育 [阿川尚之]
人名索引



