出版社内容情報
国際人権条約の履行監視機関の所見や重要な判例・事例、国際文書などを素材として、読者が国際人権法の現状を考えるきっかけを得るとともに、さらなる問いを議論しながら深めていけるよう導くテキスト。国際人権法の実現という観点から日本に関連する課題を取り上げ、司法、行政、立法のあり方について考える手がかりを提示する。
【目次】
はしがき
略語一覧
序 章 国際人権法の基礎知識
【コラム1】 個人通報制度
【コラム2】 国内人権機関
第1章 子どもの権利
【コラム3】 若者の権利
第2章 高齢者の権利
第3章 障害者の権利
第4章 ジェンダーに基づく暴力とハラスメント
【コラム4】 強制不妊手術と「性と生殖に関する健康と権利」
第5章 「慰安婦」問題
【コラム5】 強制失踪条約
第6章 性的マイノリティ/LGBTQの権利
第7章 部落差別問題
第8章 先住民族の権利
第9章 外国人の権利
第10章 難民と庇護希望者の権利
【コラム6】 包括的差別禁止法・差別の定義
第11章 ヘイトスピーチ・ヘイトクライム問題
【コラム7】 ヘイトのピラミッド
第12章 刑事手続と人権
第13章 ビジネスと人権
第14章 感染症と人権
【コラム8】 災害と人権
第15章 環境と人権
第16章 平和と人権
【コラム9】 在沖米軍基地の土地収用問題
参考文献