出版社内容情報
1980年代、企業の業績や競争力の差は企業の経営文化に由来するとして指摘され、以来、企業には良好な「経営文化」の確立が要請されている。従来の比較文化論の視点ではなく経営学の視点から、経営文化論について体系的に理解を深めることができる入門書。
目次
序章 経営文化の概念と組織文化研究の歴史
第1部 経営文化が企業業績に与える影響(『エクセレント・カンパニー』における経営文化と企業業績;『シンボリック・マネジャー』における経営文化と企業業績;『ビジョナリー・カンパニー』における経営文化と企業業績;日本の優良企業に見る経営文化)
第2部 経営文化の形成と変革におけるリーダーの役割(シャインの組織文化とリーダーシップ;創業者による経営文化形成;経営文化変革におけるリーダーの役割)
第3部 ビジネス倫理と経営文化(多国籍企業の異文化マネジメント;ステークホルダー資本主義と新たな経営文化;企業不祥事と経営文化)
第4部 日本の伝統的経営と経営文化(京都文化の浸透と企業経営;近江商人の商人道と経営文化;大阪商人の先取性と経営文化;渋沢栄一の道徳経済合一説とその文化)
著者等紹介
佐久間信夫[サクマノブオ]
明治大学大学院博士後期課程修了。博士(経済学)。現在:松蔭大学経営文化学部教授・創価大学名誉教授
村山元理[ムラヤマモトマサ]
一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了。博士(商学)。現在:駒澤大学経営学部教授
井上善博[イノウエヨシヒロ]
中央大学大学院商学研究科博士後期課程修了。博士(経営学)。現在:神戸学院大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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