出版社内容情報
統合失調症ケアについて、親によるケアができなくなった後、ケアの担い手が施設に移行する日本の障害者政策に問題はないか。「親亡き後を憂う」親と「親からの自立と依存に葛藤する」子の間の悩ましい関係に質的実証研究から切り込み、あるべき実践モデルを提示する。
目次
序章 研究の背景・目的・方法・論文の体系
第1章 統合失調症家族
第2章 統合失調症の生活障害と家族によるケア
第3章 隣接領域におけるケアの脱家族化をめぐる実証研究
第4章 統合失調症ケアの脱家族化実証研究
第5章 統合失調症ケアの脱家族化ソーシャルワークの実践モデル
終章 総合考察
著者等紹介
塩満卓[シオミツタカシ]
佛教大学社会福祉学部教授。略歴:1985年日本福祉大学社会福祉学部卒業。2010年日本福祉大学社会福祉学研究科博士前期課程修了、2024年論文博士(社会福祉学:日本福祉大学大学院)取得。医療法人蒼風会児玉病院にて精神科ソーシャルワーカー(PSW)、奈良県の保健所及び精神保健福祉センターにて精神保健福祉相談員として勤務する。2006年より佛教大学福祉教育開発センターにて実習指導講師、2016年より佛教大学社会福祉学部講師、2021年より准教授、2024年より教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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