出版社内容情報
日本経営史上、最も重要な国際関係である日本とアメリカとの相互に影響しあった関係に注目し、それぞれの経営史の実像を丁寧に読み解く。19世紀末から21世紀初頭までの各時代のトピックスの理解を進めつつ、企業経営の歴史的な流れをわかりやすく説明する。
内容説明
日本企業の経営課題とは何か?世界経済を牽引してきた日米両国では、どのように企業経営が展開してきたのか。本書は、19世紀末から21世紀初頭までの日米の企業経営の歴史を、両者の相互に絡み合う関係に注目して叙述する、新しい試みである。大企業(近代企業)の形成・発展・変容を中心におき、その前提となる人口、市場、技術、国際関係の違いから日米企業のパフォーマンスを読み解く。各時代のトピックスの理解を進めるとともに、100年を超える企業経営の歴史を容易に把握できるよう工夫した絶好の経営史テキスト。
目次
第2次グローバル経済下の日米企業
第1部 工業化と近代企業の形成(アメリカにおける大企業の形成;日本の工業化と企業;「アメリカの世紀」の始まり;国際関係の中の第2次産業革命)
第2部 20世紀型大企業の成熟(ニュー・ディールと第2次世界大戦;連続と断絶;パクス・アメリカーナと大企業;高度成長と企業経営)
第3部 グローバル化の中の日米企業(ニクソンショックから日米摩擦へ;ジャパン・アズ・ナンバーワン;リストラクチャリングからニュー・エコノミーへ;製造業のグローバル展開;ネットワーク化と統合化;「失われた」成長)
著者等紹介
西村成弘[ニシムラシゲヒロ]
1973年滋賀県生まれ。現在、神戸大学大学院経営学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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