出版社内容情報
自然法・自然権思想を軸に古代ギリシアから20世紀半ばに至るまでのヨーロッパ、アメリカの法思想史を現代の日本法への影響を明らかにしながら、わかりやすく解説。近年の政治思想史分野で研究が進む共和主義思想を本文・コラムで補い改訂。
目次
古典/現代法から法思想史を学ぶ意義
第1部 古代・中世の法思想(自然法思想の誕生―アリストテレスの自然法思想;自然法思想と実定法―自然法とローマ法;自然法思想とキリスト教―アウグスティヌスとトマス・アクィナス)
第2部 近代法思想の誕生(近代自然権・自然法思想―ホッブズ、ロックと近代国家;自然法思想から人民主権論へ―ルソーの社会契約論;近代市民革命後の法思想―カント、ヘーゲルのドイツ観念論)
第3部 近・現代の法思想(ドイツにおける法実証主義―歴史法学、概念法学から自由法運動へ;イギリス型法実証主義の確立―ベンサムとオースティンの自然法批判;アメリカの法思想―自然権思想、歴史法学からリアリズム法学へ;現代の日本法と法思想史―まとめにかえて)
著者等紹介
戒能通弘[カイノウミチヒロ]
同志社大学法学部教授。専門は、近代イギリス・アメリカ法思想史
神原和宏[カンバラカズヒロ]
久留米大学法学部教授。専門は、近代フランス法思想史
鈴木康文[スズキヤスフミ]
桃山学院大学法学部講師。専門は、近代ドイツ法思想史・法制史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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