出版社内容情報
いかに若者の社会・政治への参加意識(セルフ・エフィカシー)を促すことができるか。シティズンシップ教育の概念から再確認し、既存の教育実践を調査、分析することによってその特徴と課題を明らかにする。若者の社会・政治への参加意識を向上させる教育方法を析出する。
目次
第1部 大学での能動的シティズンシップ教育の方策の検討(能動的シティズンシップ教育の意義;日本のシティズンシップ教育政策関連文書における「クリック・レポート」の捉えられ方の変化;日本の大学でのシティズンシップ教育に関する実践研究の特徴と課題―実践研究を中心としたスコーピング・レビューより;若者の社会参加/政治参加へのセルフ・エフィカシーに関する国際比較研究―社会参加意識と政治参加意識向上への示唆)
第2部 能動的シティズンシップ教育に関する実践上の要点―エスノグラフィーから(社会参加へのセルフ・エフィカシーを向上させる教育実践;政治参加へのセルフ・エフィカシーを高める教育実践;少人数の対話式リフレクション)
終章 本研究のもたらす知見と課題
資料 調査協力依頼書・同意書
著者等紹介
加野佑弥[カノユウヤ]
1994年奈良県生まれ。立命館大学大学院政策科学研究科博士後期課程政策科学専攻修了。博士(政策学)。現在:湘北短期大学総合研究センター研究員(2024年4月~助教:教育工学分野)。専門分野:高等教育学・教育心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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