出版社内容情報
子どもは貧困による不利と困難をどのように認識し、主体的に対処していくのか。量的調査と8年間にわたる継続的インタビュー調査に基づいて、子どもの視点から「貧困の経験」を理解するとともに、貧困の継続性と世代的再生産を明らかにし、支援・政策のあり方を考える。
目次
序章 子どもの貧困の経験という視点
第1章 資源の不足・欠如としての貧困―本研究の分析視角と課題
第2章 量的調査にみる子どもの生活―ケアの社会化と家族資源の観点から
第3章 子ども期の貧困の経験
第4章 子ども期から若者期の貧困の経験へ
第5章 貧困の世代的再生産の実際―ジェンダーとライフコースの観点から
終章 貧困の世代的再生産の緩和・解消へのアプローチの方向性―子どもの貧困の経験から考える
著者等紹介
大澤真平[オオサワシンペイ]
1975年京都市生まれ。帯広畜産大学卒業。北海道大学大学院教育学院博士後期課程単位取得退学。博士(教育学)。専門は児童福祉論、教育福祉論。現在、札幌学院大学人文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。