出版社内容情報
伝統的な社会規範や家族観などがいまだ根強く残る現代日本において、家族をめぐる実態やその変容を分析し、展望や課題を明らかにする研究書。研究者と実務家らが協働して、ジェンダー・セクシュアリティ・子どもの視点から現行法制度の課題を考察し、その再構築の必要性を提起する。
内容説明
転換期の日本社会において家族はどこに向かうのか法はどうあるべきなのか。「家族のリアル」を分析し、課題を明らかにした上で、法制度のあり方を提起。「家族」をめぐる既存の規範や法制度が孕む問題を、ジェンダー/セクシュアリティ/子どもの視点から、究極的には人権の視点から再検討する。社会学・法学・政治学など学問分野を横断して「家族」のあり方を掘り下げて論じるとともに、実務家とも協働して具体的提言を行う。
目次
家族と法制度の変容
1部 家族のリアルを問い直す(現代日本と家族のリアル;セクシュアリティの多様性と家族の変容)
2部 法制度の再構築を考える(ジェンダーと原理論・法構造;セクシュアリティ・子どもからの法制度の再構築)
血縁・婚姻から意思へ―家族の法制度の再構築
著者等紹介
二宮周平[ニノミヤシュウヘイ]
立命館大学法学部教授
風間孝[カザマタカシ]
中京大学教養教育研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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