出版社内容情報
中国近現代史の始点を清朝の斜陽(19世紀)におき、21世紀に至る過程を3編15章119項で描写。序章(岡本隆司)で近現代史を学ぶ意味を中国史の文脈から解説。新たに梶谷懐参加による終章では今日の日中関係を展望する。2011年以降の動向を盛り込み、21世紀の中国、台湾・香港に関する記述を充実。
目次
近代世界と中国
第1編 東アジアの転換―19世紀の清朝と東アジア・中華民国の成立(清朝の斜陽;世界秩序の変動;革命と中国の出発)
第2編 両大戦と中華民国(北洋軍閥政権;「南京の十年」;重慶政権と「八年抗戦」;内戦と革命をめぐる中国政治;中華民国期「中国」の諸相)
第3編 現代中国の軌跡(社会主義建設期;改革開放政策の開始;社会主義市場経済への転換;台湾・香港の50年;グローバル化の時代:21世紀の中国)
日中新時代の見取図
著者等紹介
田中仁[タナカヒトシ]
大阪大学大学院法学研究科教授
菊池一隆[キクチカズタカ]
愛知学院大学文学部教授
加藤弘之[カトウヒロユキ]
元神戸大学大学院経済学研究科教授
日野みどり[ヒノミドリ]
愛知大学国際問題研究所客員研究員
岡本隆司[オカモトタカシ]
京都府立大学文学部教授
梶谷懐[カジタニカイ]
神戸大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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