出版社内容情報
理想を達成する道具としての法が具体的事案でどのように用いられ、変容を受けているかをみた、学者と弁護士による25論考。理想を達成する道具としての法、それが具体的事案でどのように用いられ、変容を受けているかをみた、学者(潮見佳男・渡邊力・村田敏一・松尾健一[民法]/山本克己・中西正・藤本利一[民事訴訟法]/野呂充・田中治・野一色直人[行政法・税法])と弁護士による25論考。
共栄法律事務所[キョウエイホウリツジムショ]
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目次
第1部 私法分野(債権法改正後の債務不履行の法理―改正後に残された解釈問題;求償・代位制度と消滅時効―平成29年民法改正を踏まえて;行政法規と民事法の関係に関する考察―取締法規に違反する契約等が行われた場合の私法上の請求権について ほか)
第2部 手続法分野(物権的請求権と確定判決の既判力・執行力についての覚書き;「倒産法の基本原理」序説;倒産法と担保法の交錯―イギリスとアメリカの経験 ほか)
第3部 行政法・租税法分野(公務員に対する職務命令と行政訴訟;乗務距離規制公示の処分性と実効的な権利救済;差止訴訟の対象となる処分の特定と「重大な損害」の判断枠組み―福岡高裁平成29年1月19日判決の事案を題材に ほか)