出版社内容情報
行政法と刑法がクロスする領域から「行政罰」「秩序罰」の目的と内実を問い、その生成と展開を立法および理論から追究。「過料とは何か」また「なぜ過料なのか」につき、立法史・学説史からその変遷を考察。行政法と刑法がクロスする領域から「行政罰」「秩序罰」の目的と内実を問い、その生成と展開を立法および理論から追究。広く法領域を横断し根源的に問うことで過料制度におけるすべての問題点を明示する。
須藤 陽子[ストウヨウコ]
著・文・その他
目次
序章 本書の目的と研究手法
第1章 過料の由来―過料とはいかなるものか
第2章 明治期行政法と「行政罰」
第3章 「行政罰」と「秩序罰」の形成と定着―大正期・昭和前期
第4章 占領期以降の「行政処罰と行政強制」
第5章 地方自治法制と過料
第6章 地方自治法15条規則と過料
第7章 過料処分と比例原則
終章 過料とは何か
著者等紹介
須藤陽子[ストウヨウコ]
1963年生・秋田県出身。博士(法学)。東京都立大学大学院社会科学研究科基礎法専攻博士課程単位取得退学。大分大学経済学部助教授、日本社会事業大学社会福祉学部助教授を経て、立命館大学法学部教授(現職)。研究テーマ「比例原則」「行政強制」「警察法」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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