出版社内容情報
戦争の歴史がいかに位置づけられ理解されてきたか。過去の認識と現在の政治形成との関係に着目する「記憶研究」の見地から解き明かす
グレン・D.フック[グレンディーフック]
グレン・D.フック(英国国立シェフィールド大学教授)
桜井 智恵子[サクライチエコ]
桜井 智恵子(大阪大谷大学教育学部教授)
Kerstin Lukner[ケアスティン ルクナー]
Kerstin Lukner(デュースブルク-エッセン大学博士後研究員/講師)
Luli van der Does-Ishikawa[ルリ ファン デル ドゥース イシカワ]
Luli van der Does-Ishikawa(会議通訳者/ケンブリッジ大学アジア・中東学部客員研究員)
目次
序章 「テロとの戦い」より「構造的暴力」を問う
第1章 押しつけ憲法論からの自由―幣原喜重郎と憲法問題調査研究会
第2章 沖縄の米軍基地のリスク―記憶論議の政治利用と終わりなき戦争
第3章 東京からハーグへ、戦犯法廷と戦争記憶の政治
第4章 「カミカゼ」の記憶論争と特別攻撃隊員の自己表現にみるアイデンティティ
終章 安倍政権下で操られる記憶とアイデンティティ―憲法9条の再解釈と70年談話
著者等紹介
フック,グレン・D.[フック,グレンD.] [Hook,Glenn D.]
中央大学大学院法学研究科博士課程修了。PhD(政治学・法学)現在、英国国立シェフィールド大学教授
桜井智恵子[サクライチエコ]
大阪市立大学大学院生活科学研究科後期博士課程退学。博士(学術)現在、大阪大谷大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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