内容説明
満洲事変、盧溝橋事件、そして太平洋戦争などの重要な歴史諸事実を、各国の教科書はいかなる形でとりあげているか―引用と分析・批判を行い、新たな『東アジア歴史教科書』の創造へとつなげる。
目次
第1章 歴史教科書を巡る歴史と共通教科書―日本・中国・韓国、そして欧州
第2章 日本・中国・台湾の高校歴史教科書の比較検討
第3章 歴史教科書の中の台湾―日本植民地時代と関連させて
第4章 歴史教科書の中の韓国・朝鮮―日本植民地時代と関連させて
第5章 「氷点事件」と上海版の歴史教科書問題
第6章 『新しい歴史教科書』(扶桑社)と戦時期日本の歴史教科書―その比較検討
著者等紹介
菊池一隆[キクチカズタカ]
1949年宮城県生まれ。筑波大学大学院博士課程単位取得満期退学。現在、愛知学院大学文学部教授、博士(文学)、博士(経済学)。専門は中国近現代政治経済史(日中戦争史・中国協同組合史・華僑史など)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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