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園部逸夫オーラル・ヒストリー―タテ社会をヨコに生きて

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  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784589034731
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1032

内容説明

法諺にいわく「裁判官は弁明の義務なし」としかしそれでは、裁判官の考え方の全体像はわからない。元最高裁判事の判決にいたる認識構造・思考過程を明らかにしたインタヴュー。

目次

第1章 岐阜から台北、引き揚げ、金沢から京都へ
第2章 京大法学部助手時代のころ
第3章 京大法学部助教授から裁判官への転身
第4章 最高裁判所調査官になって
第5章 ウラからみた最高裁判所
第6章 裁判官から大学へ、大学から最高裁判所へ
第7章 思い出深い最高裁判所判決
第8章 オモテからみた最高裁判所
第9章 裁判官・学者・弁護士―二足のわらじを履いたかのように

著者等紹介

御厨貴[ミクリヤタカシ]
東京大学名誉教授、放送大学教授、青山学院大学特別招聘教授(政策研究大学院大学教授)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Piro

1
最高裁判事としてのお名前しか知らなかったが,ここまで面白いご経歴の方とは。調査官時代に携わった事件の話も面白いし,最高裁判事として携わった事件の話も面白い。 気になるのは,木谷さんのときと同じなのだが,当事者の存在が軽視されているように思われること。合議や政治の犠牲になったと思う当事者もいないわけではないだろう。裁判官が長いと,気にならなくなるものなのだろうか。 最初は,聞き手の話が長く気になったが,前田先生などのお話も面白かった。2014/09/28

Hisashi Tokunaga

0
楽しめた。語り手の協力と、向こうにいる読み手も意識しつつ進むオーラルは優れものの記述ですね。2段組み約350頁やっと読み終った。司法への園部氏の想いや課題がその体験の中からさりげなく、ある時は熱く語られていた。判決が裁判官の一人の営みでなく、とりわけ最高裁判決では調査官をはじめとする、有能なスタッフに裏打ちされつつ、更には組織の問題も含みながら形成される、大いなる営みだと知ることができた。P284~の「輸入禁制品該当通知処分取消請求事件」がヘェーでした。オーラルヒストリーは二度はやらないんですか?2013/12/22

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