目次
1 家庭と人権(家族と人権―多様な生き方をめぐって;夫婦と人権―幸せなカップルの実現のために;子どもと人権―権利主体としての子どもを理解するために)
2 医療と人権(生殖補助・先端医療と人権―家族形成権と子どもの権利をめぐって;人工中絶と人権―胎児と女性の権利をめぐって;臓器移植と人権―生命に対する自己決定;末期医療と人権―尊厳死と安楽死を理解するために)
3 福祉と人権(高齢者と人権―高齢者の課題を理解するために;介護と人権―家族による介護問題を理解するために;保健と人権―ライフステージと健康を考えるために)
4 社会と人権(職場差別と人権―職場における課題を解決するために;ジェンダーと人権―性をめぐる抑圧と解放;同和と人権―部落差別の解消をめざして;裁判と人権―犯罪をめぐる当事者の権利を理解するために)
著者等紹介
古橋エツ子[フルハシエツコ]
名古屋経営短期大学教授・学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
3
第3章子どもと人権。貧困の連鎖とは、児童擁護施設で、「低学歴→不安定就労→失業・借金→心身の健康状態の悪化→虐待→離婚→家庭崩壊→施設入所(→低学歴)」(32ページ)に眼が止まった。子どもの親が貧しいと、子どもが将来自己実現できない。将来の夢すら語ることができない。格差社会は酷なもので、教育で希望がなければいかんともしがたい。なんとかしてもらいたいが、仮に、高校に行けなくても、高認受けて大学で学ぶ権利を獲得し、格差社会の理不尽、不条理と闘う機会だけは均等にならないものか。2012/09/05
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