内容説明
「子ども手当」で出生率は向上するのか?!少子化対策先進国として注目されるフランスの家族政策を検証し、戦前の人口増加政策から現在の少子化対策まで日本の施策の意義を問い直す。
目次
第1章 フランスの家族政策―出産奨励策から一般施策へ(はじめに―フランス家族政策研究の意義;国家と人口政策;現代フランス家族政策の変遷;フランス家族政策に関する見解;フランス家族政策の課題)
第2章 戦前の人口増加政策(江戸時代の人口問題;明治以降の人口問題;戦争と人口問題;人口政策確立要綱;世論の状況;人口増加政策の意義)
第3章 戦後の少子化対策(戦後の人口動向と少子化対策;少子化対策の評価と今後のあり方)
第4章 「子ども手当」の意義と課題(わが国における児童手当制度の変遷;子ども手当の内容と問題点;高校の実質無償化;諸外国との比較;子ども手当の今後のあり方;子ども手当と国家のあり方)
第5章 少子化対策―若干の法制度的考察(少子化対策の意義;子どもを生み育てる権利;少子化対策と社会保障)
資料
著者等紹介
江口隆裕[エグチタカヒロ]
1952年生まれ。北海道大学法学部卒業、厚生省、環境省、北海道大学法学部助教授などを経て、筑波大学大学院ビジネス科学研究科長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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