出版社内容情報
刑事弁護人のケース報告に研究者・元裁判官がコメントを加える。刑事裁判の現実をつぶさに論じることで裁判員になるあなたに問いかけ、厳罰化傾向にある現状に待ったをかける一冊。
内容説明
ついにはじまった裁判員制度。ニュースのなかの「悪い人」が目の前に。法廷では、彼/彼女の運命があなたの意見で決まるのです。メディアが語るイメージを捨て、その「人」に目を向け、弁護人の主張に耳を傾けてみませんか。これまでの刑事裁判の見方をかえる一冊がここに。
目次
刑事裁判の本質と刑事弁護(事件数から考える(強盗致傷罪―これでも強盗致傷?;殺人罪―大人しい彼に殺意が芽生えるとき ほか)
論点から考える(死刑事件―生命(いのち)の重み
量刑問題―罪の重さを決める ほか))
裁判員時代の刑事弁護
著者等紹介
村井敏邦[ムライトシクニ]
1941年大阪府生。一橋大学法学部卒業。現在、龍谷大学大学院法務研究科教授/龍谷大学矯正・保護研究センター長
後藤貞人[ゴトウサダト]
1947年大阪府生。大阪大学法学部卒業。現在、弁護士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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