内容説明
現代社会に生じている主要な憲法問題について、その歴史背景、理論状況、そして判例動向などを概観することを通して、日本国憲法についての基本的な理解を深める。
目次
1 総論(憲法と国家;憲法の歴史―近代憲法から現代憲法への発展;立憲主義と民主主義;日本国憲法の成立と特色)
2 基本的人権(基本的人権の保障と制限;基本的人権の主体;基本的人権と私法秩序;生命権と人間の尊厳;自己決定権とプライバシー権;法の下の平等;思想良心の自由と信教の自由;表現の自由;知る権利と情報公開;学問の自由と教育を受ける権利;経済的自由;生存権と環境権;労働基本権;適正手続の保障)
3 統治機構(国民国家と国家主権・国民主権;象徴天皇制;戦争放棄・戦力不保持・平和的生存権;日米安保条約・自衛隊・有事法則;国民代表・選挙・政党制;国会と立法権;内閣と行政権;財政と納税者の権利;司法権と裁判所;憲法訴訟;地方自治;憲法と条約;国家緊急権と抵抗権;憲法改正権と改憲論議)
著者等紹介
山内敏弘[ヤマウチトシヒロ]
龍谷大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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