出版社内容情報
ヘーゲル哲学の理論をマルクスへと結びつける転轍機の役割を果たしたとされるガンスの1832、33年の講義録。補遺にてガンス論文3本を収載。
内容説明
ヘーゲル哲学の継承者として、法哲学の理論をマルクスへと結びつける転轍機の役割を果たしたとされるガンスの講義録。補遺「歴史法学派との論争」でガンス論文3本収載。
目次
自然法と普遍法史(自然法(抽象的・形式的法;道徳;人倫)
普遍法史(オリエント法;ギリシア法;ローマ法;中世の法;近世))
補遺 歴史法学派との論争(「世界史的発展における相続法」(1824年)の序文
カール・フリードリヒ・フォン・サヴィニーの『中世ローマ法史』(1827年)の批評
「ローマ法の研究およびその体系」(1827年))
著者等紹介
リーデル,マンフレッド[リーデル,マンフレッド][Riedel,Manfred]
1936年、旧東ドイツのザクセン・アンハルトで生まれ、ライプツィヒ大学で哲学とゲルマニスティクを学ぶ。1957年に旧西ドイツに逃れ、ハイデルベルク大学でカール・レーヴィットやハンス・ゲオルク・ガダマーなどの指導を受ける。ドイツやアメリカ、そしてイタリアなどの大学で教鞭をとった後、1992年以降、ハレ・ヴィッテンベルク大学で実践哲学講座の教授をつとめ、2004年に定年退官し、現在にいたる(ハレ・ヴィッテンベルク大学名誉教授)
中村浩爾[ナカムラコウジ]
大阪経済法科大学名誉教授、京都大学博士(法学)。専門分野は法哲学、法思想史
三成賢次[ミツナリケンジ]
大阪大学大学院法学研究科教授、大阪大学博士(法学)。専門分野は西洋法史
三成美保[ミツナリミホ]
摂南大学法学部教授、大阪大学博士(法学)。専門分野は西洋法史、ジェンダー法学
田中幸世[タナカサチヨ]
大阪経済法科大学アジア研究所客員研究員/劇作・演出家。専門分野は文化論、文化経済学
的場かおり[マトバカオリ]
名古屋短期大学現代教養学科専任講師、大阪大学博士(法学)。専門分野は西洋法史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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