出版社内容情報
ブレア政権以降、チャイルドケアの分野で生じた変化の様相とその歴史的背景を明らかにする。国際比較の視点から日本の保育を見直し、今後の方向性と条件整備に貴重な示唆を与える。
目次
序 なぜ今、イギリスのチャイルドケアか
1 EC保育ネットワークの視点から(1)保育サービスに注目して
2 EC保育ネットワークの視点から(2)男性保育者問題に注目して
3 福祉国家レジームの視点から
4 チャイルドケアの歴史―伝統の発生と継承
5 1997年政権交代による変化―全国チャイルドケア戦略の展開
6 「伝統」の変化―チャイルド・マインダー、プレイグループにみる
7 チャイルドケアの多機能化と統合アプローチの強化―2001年以降の状況とその複層性・多元性
8 チャイルドケアの質の保証―商品化への道
結 イギリスのチャイルドケアに何を学ぶか
著者等紹介
埋橋玲子[ウズハシレイコ]
1956年山口県生まれ。1981年奈良女子大学大学院文学研究科教育学専攻修了(修士課程)。2003年大阪市立大学大学院生活科学研究科後期博士課程満期退学。職歴:奈良女子大学文学部附属幼稚園講師、姫路学院女子短期大学助教授等を経て、神戸女子大学健康福祉学部教授。1993~1994年イギリス・ヨーク大学ビジティング・フェロー。2005年博士(学術)(大阪市立大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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