目次
現代法社会学の構図
第1部 法と社会秩序(現代的法機能と秩序;言説的秩序と法;法化社会における法と権力)
第2部 法主体と法意識(法心理学からみた“法意識”;日常的実践としての紛争・処理;法と主体)
第3部 法制度の機能と動態(民事訴訟の機能変容;現象学からみた刑事司法;弁護士の役割と展望)
第4部 法実践のフロンティア(ジェンダーと法;法と文化;ADRの生成)
著者等紹介
和田仁孝[ワダヨシタカ]
早稲田大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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天婦羅★三杯酢
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法と社会。どちらが先かと言われれば、もちろん社会が先だけど、ルール無き社会が存立し得ないように、何らかの法は社会の成立と共に生まれたはずである。法と社会とは不即不離。ゆえに法の中だけで完結する(かに見える)解釈法学とともに、法や法律が実際の社会ではどのように動く、動かすのかと言う事は車の両輪のようなもの、のはず。にしては、この分野は意外と人気薄というか、把握するには広すぎて方法論さえ研究者毎に違うくらいの勢いで、把握が難しい分野。この本はそれなりに分類しようという意気込みだけは感じるけど、総花的な感じ。2019/08/17