保育環境評価スケール〈2〉乳児版

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  • サイズ B5判/ページ数 103p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784589027221
  • NDC分類 376.1
  • Cコード C1037

内容説明

本書では、現在の日本の保育でともすれば漠然と情緒的に語られがちな保育の重要な構成要素がきわめて合理的に整理され、明確な概念化が行われている。現在わが国では他の社会福祉機関と同様、保育所に「第三者評価」が取り入れられ、これまでの保育実践とはなじみのないシステムが現れたことに現場では多くの混乱と戸惑いが生まれている。ある意味で保育とは「評価」とはもっとも遠い営みであるかもしれない。しかし保育を評価するにあたっての客観的で役に立つ基準が求められていることは確かだ。本書は現在わが国の保育がおかれた状況に多くの示唆を与えてくれる。

目次

保育環境評価スケール“乳児版”の手引き
項目の一覧
保育環境評価スケール“乳児版”
スコア・シートとプロフィールの記入例
保育環境評価スケール“乳児版”プロフィール
保育環境評価スケール“乳児版”スコア・シート
付記 保育環境評価スケール“乳児版”改訂の経緯

著者等紹介

ハームス,テルマ[ハームス,テルマ][Harms,Thelma]
フランク・ポーター・グラム子ども発達センターカリキュラム開発ディレクター、ノースカロライナ(チャペルヒル)大学/学校教育・研究教授。教育とケアの環境についてのアセスメントにおける業績で国際的に認められている。多様なカリキュラム教材やスタッフ・トレーニングの開発も手がけている。アメリカ、カナダ、アジアで幅広く現職研修やコンサルテーションを行っている

クレア,デビィ[クレア,デビィ][Cryer,Debby]
フランク・ポーター・グラム子ども発達センター科学者。15年以上にわたり乳幼児期のケアと教育のカリキュラム教材・アセスメント方法の開発を行ってきた。『アクティヴ・ラーニング』シリーズ(アディソン・ウェズリー社)の主著者である。多様なセッティングにおける乳幼児保育プログラムのアセスメントに卓越した経験をもっている。保育の質とコストの関係についての最近の研究がある。また幼児のケアの継続性の効果についての研究を継続中である

クリフォード,リチャード・M.[クリフォード,リチャードM.][Clifford,Richard M.]
フランク・ポーター・グラム子ども発達センター上級研究員、ノースカロライナ(チャペルヒル)大学/学校教育・研究助教授。保育サービスの供給と財源における政府の役割に注目した子ども・家族政策について多くの論文がある。乳幼児期の学習環境についての研究を組織し、発達にふさわしい実践について追求している。全国乳幼児教育協会(NAEYC)の元会長である。現在、センターに委託された“全国乳幼児期の発達と学習センター”“乳幼児期リーダーシップ開発”のコーディネイターを務める

埋橋玲子[ウズハシレイコ]
1956年生まれ。1981年奈良女子大学大学院文学研究科教育学専攻修了(文学修士)。奈良女子大学文学部附属幼稚園勤務等を経て、1993~94年(1年間)イギリス・ヨーク大学ビジティング・フェロー。2002~03年ITERS、ETERSおよびFDCRSアセッサー認定証取得。2003年3月大阪市立大学大学院生活科学研究科人間福祉学専攻博士後期課程単位取得退学。現在、神戸女子大学文学部社会福祉学科助教授。専門は保育国際比較
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