立命館大学法学部叢書
公害・環境私法の展開と今日的課題

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  • サイズ A5判/ページ数 356p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784589025951
  • NDC分類 519.12
  • Cコード C3032

内容説明

今日、公害・環境法の中でもとりわけ私法・損害賠償法のあり方をめぐって、従来のわが国の判例・学説は被害者救済を強調してきたがそこには行き過ぎもあったのではないかとの意見が、出てきている。本書は、このような「行き過ぎ」論と異なり、この時期に形成されてきた法理論は、今日なお、問題を考える上での出発点ともいうべき重要な意義を有していることを明らかにする。そして、それらを、現在の問題状況に適合的に発展させるためには何が必要かを考えた。

目次

第1部 わが国における公害・環境法の特質(わが国の公害・環境法の歴史;ドイツにおける環境政策と法の展開―日本との比較;ドイツにおける環境民事責任論の動向)
第2部 わが国における公害・環境私法の展開(公害・環境私法前史;公害における過失責任・無過失責任;公害裁判における因果関係論の展開;公害裁判と共同不法行為論;公害裁判における損害論;公害賠償における「割合的責任」論の検討)
公害・環境法理論の到達点と今日的課題

著者等紹介

吉村良一[ヨシムラリョウイチ]
1950年奈良県に生まれる。1974年京都大学法学部卒業。現在、立命館大学法学部教授。博士(法学)
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