イギリス社会民主主義の研究―ユートピアと福祉国家

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  • サイズ A5判/ページ数 342p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784589025920
  • NDC分類 309.4
  • Cコード C3031

内容説明

本書は、1880年代から1930年代の、いわば世紀転換期イギリスにおける社会民主主義の思想と運動を研究対象としている。この時代、イギリスは国家的危機に直面していたが、このような時代にイギリスの思想家や知識人たちはどのように対応しようとしていたのか、特に社会民主主義という方向に新しい活路をみいだそうとしていた人々は、どのような理念と政策と展望をもってこの状況に対応しようとしたのか、これらのことを明らかにする。

目次

1 社会民主連盟(社会民主連盟の思想と運動;イギリス保守主義とマルクス主義―H.M.ハインドマン)
2 社会主義同盟(社会主義同盟の思想と運動;ユートピア思想と社会主義―ウィリアム・モリス)
3 フェビアン協会(フェビアン協会の思想と運動;個人主義と社会主義―アニー・ベザント ほか)
4 独立労働党(独立労働党の思想と運動;労働同盟の思想―ケア・ハーディ)
5 労働党(労働党の思想と運動;労働党と国家―J.R.マクドナルド)

著者等紹介

名古忠行[ナコタダユキ]
1942年京都府に生まれる。1968年同志社大学大学院法学研究科修士課程修了。1988~89年オクスフォード大学ナフィールド・カレッジおよびラスキン・カレッジにて在外研修。現在、山陽学園大学国際文化学部教授。専攻は政治学・政治思想史
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