内容説明
本書は、ドイツの各州憲法において採用されている州民投票制度の仕組み、その採用に際しての議論および運用の実態を紹介し、わが国における住民投票制度をめぐる議論に一つの素材を提供しようとするものである。
目次
第1章 法律の制定改廃(一)―二段階の州民立法手続(バーデン=ヴュルテンベルク州の制度;その他の州の制度;各州の制度の比較)
第2章 法律の制定改廃(二)―三段階の州民立法手続(シュレスヴィヒ=ホルシュタイン州の制度;その他の州の制度;各州の制度の比較)
第3章 憲法改正(実例;バイエルン上院の廃止)
第4章 州議会の解散(バーデン=ヴュルテンベルク州の制度;各州の制度;実例 ほか)
著者等紹介
村上英明[ムラカミヒデアキ]
1953年9月10日山口市に生まれる。1977年九州大学法学部卒業。1981年九州大学大学院法学研究科博士課程中退。佐賀大学経済学部講師、同助教授を経て現在、佐賀大学経済学部法政策講座教授。専攻は憲法、行政法
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