内容説明
罪刑法定主義そのものないしはその必然的な系としての刑法の厳格解釈論に関するものを中心にまとめた第1部、そして4編の座談会で構成する第2部、3編の翻訳(いずれもドイツ語)を集めた第3部から成る。
目次
第1部 論説(罪刑法定主義;日本における罪刑法定主義の沿革;ボアソナードと罪刑法定主義;刑法解釈の要点;刑法解釈の超法規化―罪刑法定主義との関連において ほか)
第2部 座談会(刑法学の新しい展開;現代刑法の思想;刑事法理論史研究の現代的課題―『刑法理論史の総合的研究』から考える;尊属殺と現代の親子問題)
第3部 翻訳(形而上学のない刑罰;刑法改正の現代的意義;比較法と人権)