内容説明
本巻に収めているのは、若干の例外を除いて、いずれも一九六七年に法務省がいわゆる「中間報告」(『刑法全面改正についての検討結果』)を公表して以後に世に問うたものである。第一部では、前半部を「改正」草案についての概括的検討にあて、後半部を草案の規定のうちの主要なものに関するものについての論説を体系的に配列した。第二部は、講演、インタビュー、鼎談、座談会の順に配列している。
目次
第1部 論説(刑法「改正」事業の現状;「刑法改正中間報告」の評価;最近の刑法「改正」論への概括的批判;刑法「改正」作業の現況;刑法「改正」の現状と問題点 ほか)
第2部 講演・対談・座談会等(刑法「改正」の内容と問題点;刑法改正の問題点;「刑法改正」は何を狙うか;対談「吉川先生『刑法改正』を語る」;ポルノ罪は必要か ほか)