内容説明
２０世紀の地域システムは機能別のヒエラルヒーシステムを特徴とした。しかし、それは地域間格差の固定化と自立性の喪失をもたらした。２１世紀の地域システムは産業ネットワークによる地域経済の自立である。
目次
第１章 転換期の地域経済理論（２１世紀の経済システム；２１世紀システムと地域経済 ほか）
第２章 日本の地域システム（戦前における楕円型地域構造の形成；戦後日本の地域システム ほか）
第３章 北海道の地域システムと札幌求心型地域構造（北海道の地域システム；広域中心都市・札幌の経済構造）
第４章 地域経済の「依存」構造と自立への課題（北海道のマクロ「依存」経済構造；沖縄のマクロ「依存」経済構造 ほか）
第５章 共生・ネットワーク型地域構造への転回（新たな地域システムへのマクロ経済フレーム；加工組立型工業の成長とフロントランナー型産業構造 ほか）
