内容説明
本書は、労働関係にかかわる問題をも含めて社会保障の全領域に及び、それらを生活保障法理の展開という観点から編集した。執筆の時期はおよそ10年余にわたるので、比較的に早い時期の論文にはその後の法令等の動きと理論的問題点に推移があることは否定できない。しかし、その時どきの法のありようと問題の所在を取り上げて論じているので、いまなお収録する意義はあろうかと思う。
目次
第1部 社会変動と法制の動向(社会変動と社会法の変容;社会法学におけるパラダイムの現状―労働条件保護から生活保障への展開;社会保障と社会保障法学の軌跡)
第2部 社会保険法と社会福祉法の形成と変容(社会保険法の形成と展開―戦後50年の軌跡;公的年金の性格と機能;社会保障法体系における労災補償 ほか)
第3部 労使関係における生活保障(労働権保障と雇用保障法の展開;高年齢者の生活保障と雇用確保;労働関係に及ぼす社会保障の影響―賃金・採用・解雇を中心に ほか)
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