内容説明
戦後日本の政治史は、憲法の掲げている平和主義への思想的・権力的な逆流をたえず増大させてきた。PKO法は違憲・反憲のさらなるステップである。一切の武力を否定するような平和主義のなかにこそ、歴史の活力と未来がある。非戦・平和の思想史の流れを示しつつ、日本の進むべく恒久の平和の論理を展開している。憲法研究所創立三十周年記念。
目次
序章 非戦平和の法実定と「日本の天職」
第1章 思想としての非戦・平和
第2章 制度としての非戦・平和
第3章 日本の非戦・平和への進路
付録 憲法・政治学研究会の報告一覧・憲法大学講座の一覧