感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
14
この本では、「市民福祉」という概念について考察されています。革新自治体が市民のために残した考え方にシビルミニマムがありますが、そのシビルミニマムを市民の目線から本来の住民自治を大切にして考えられた概念が「市民福祉」なのかなと思いました。今日、「地域主権」や「地方創生」などの言葉だけが垂れ流されていますが、その内実は競争に打ち勝つ強い自治体像であり、強い市民です。しかし、「市民福祉」の概念は誰もが人間らしく生きるための市民目線による福祉であり、当然公的責任を前提にしていると思いました。2014/12/03
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