出版社内容情報
江戸の名所絵には、豊かで美しい東京湾が多く描かれている。100万人都市の食文化を彩った漁場であり、経済の基盤たる舟運物流の要であり、国防戦略の重要拠点でもあった江戸東京のウォーターフロントを地理学、歴史学、建築学をはじめとする各分野の第一人者が論じる。再開発の嵐にさらされ今なお変貌をつづける東京湾岸地域から江戸東京の成り立ちを捉えなおし、海とともに生きる未来をデザインする一冊。
【目次】
はじめに──海から江戸東京を考える[米家志乃布]
I 海から江戸東京をみる視点
東京臨海部の空間史──形態・機能・意味の視点から[陣内秀信]
松平定信にとっての海[田中優子]
II 江戸東京の海──その成り立ちと変容
東京湾の海岸線[久保純子]
江戸前をつないできた東京湾の流れ[古川恵太]
III 江戸東京の海をめぐる事実とフィクション
江戸前の島をめぐる説話[小林ふみ子]
浮世絵に描かれた江戸湾と水辺[渡邉 晃]
「芝浜」論──勝五郎の海[中丸宣明]
IV 地図からみる江戸東京の海
水面下の想像の接触ゾーン──江戸湾の一九世紀地図を巡って[ラドゥ・レカ/米家志乃布訳]
戦前の地図・海図からみる東京湾の空間認識[米家志乃布]
Vs 東京湾に生きる人々──過去から未来へ
東京湾を移動する船上生活者[高村雅彦]
佃島、月島、豊洲の過去・現在・未来──パースペクティブな地域デザイン[志村秀明]
あとがき[米家志乃布]
内容説明
変わりつづける東京湾岸地域から海とともに発展する都市を論じる。
目次
1 海から江戸東京をみる視点(東京臨海部の空間史―形態・機能・意味の視点から;松平定信にとっての海)
2 江戸東京の海―その成り立ちと変容(東京湾の海岸線;江戸前をつないできた東京湾の流れ)
3 江戸東京の海をめぐる事実とフィクション(江戸前の島をめぐる説話;浮世絵に描かれた江戸湾と水辺;「芝浜」論―勝五郎の海)
4 地図からみる江戸東京の海(水面下の想像の接触ゾーン―江戸湾の一九世紀地図を巡って;戦前の地図・海図からみる東京湾の空間認識)
5 東京湾に生きる人々―過去から未来へ(東京湾を移動する船上生活者;佃島、月島、豊洲の過去・現在・未来―パースペクティブな地域デザイン)
著者等紹介
米家志乃布[コメイエシノブ]
1968年生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科比較文化学専攻中退。博士(人文科学)。法政大学文学部教授、江戸東京研究センター長。専門は歴史地理学・地図史
陣内秀信[ジンナイヒデノブ]
1947年生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。法政大学名誉教授、江戸東京研究センター特任教授。専門はイタリア建築史・都市史
小林ふみ子[コバヤシフミコ]
1973年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。法政大学文学部教授。専門は日本近世文学・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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