出版社内容情報
従来の社会学理論において射程外に置かれてきた「人間論」的枠組みを再構成し、それにもとづく新たな社会学的パラダイムを提示する。
内容説明
社会は欲望や情動といった身体性に支えられているとする見地から、「状況論」的視座、あるいは「構造論」的視座のいずれかに分岐した現代社会学の射程外に位置する「人間論」的枠組みを再構成し、それに基づく新たな社会学的パラダイムを提示する。ブルデューやギデンズ、エリアスらの理論を援用しつつ展開する社会学的“解体新書”。
目次
第1章 “世界内存在”とメディア(共同世界の存立;行為の枠組み ほか)
第2章 ヒト=社会のアルケー(欲望と無意識;身体 ほか)
第3章 “見えるもの”を解く(相互行為の成立;状況と解釈)
第4章 “見えるもの”と“見えないもの”(状況論の限界と組織;組織と権力 ほか)
著者等紹介
小林修一[コバヤシシュウイチ]
1951年東京に生まれる。1982年法政大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程修了。東洋大学社会学部教授(社会学博士)。専攻は社会学理論、文化社会学、社会学思想
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