マルクス貨幣論概説

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マルクス貨幣論概説

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  • サイズ A5判/ページ数 332,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784588640056
  • NDC分類 331.6
  • Cコード C3033

出版社内容情報

スターリン体制下で粛清され、大戦後に高く評価されたロシアの経済学者ルービン。2011年に初公刊された論考と訳者らの詳細な解…1930年代のスターリン体制下で粛清され、戦後の西側世界でその理論的業績を高く評価されたソビエト・ロシアの経済学者ルービン。代表作『マルクス価値論概説』と対をなす本書は、草稿が2011年に初公刊された貴重な論文であり、さらにルービンの仕事の歴史的意義を詳説する編者ヴァーシナ氏および訳者による論考、ドイツ語訳版の解説等も併録する。20世紀経済学史への貢献。

1 マルクス貨幣論概説 【イ・イ・ルービン】

  ? マルクスにおける価値の理論と貨幣の理論

 [?] 貨幣の必然性

 [?] 商品の使用価値と交換価値のあいだの矛盾の結果としての貨幣

 [?] 貨幣の発生

 [?] 貨幣と抽象的・社会的労働

 [?] 価値尺度

     価値尺度とはなにか

 [?] 流通手段

 [?] 蓄蔵貨幣



2 イ・イ・ルービンと草稿「マルクス貨幣論概説」 【エル・ヴァーシナ】



3 一九二二年から一九三一年までのルービン著作目録 【ヴァーシナ編、竹永補足】



4 関連資料



 ルービンシチナ 【W・ヘデラー】



 ルービンのマルクス貨幣理論解釈 【A・バルディレフ】



 ルービンの経済学史と西欧経済学者に対する批判 【G・ポキチェンコ】



 ルービン指導下のマルクス─エンゲルス研究所の経済学部門

  【G・ロキチャンスキー/R・ヘ ッカー】



 二度の逮捕のあいだ──イサーク・イ・ルービンの生涯と著作活動における知られざる期間

  【G・ロキチャンスキー】



 付録 一九三七年一一月二三日のイサーク・イリイチ・ルービンの証言



5 編訳者解説 イ・イ・ルービンの 「マルクス貨幣論概説」 【竹永 進】

 はじめに



1 マルクスの資本主義理論における貨幣論と価値論

  ? 価値論(概説)と貨幣論(概説)の関連

  ? 『資本論』冒頭の特殊な理論的枠組み─「価値(貨幣)としての商品」

  ? 『資本論』冒頭章の構成(前半部分の価値規定論と後半部分の意味)



2 貨幣生成論と価値実体規定



3 価値尺度としての貨幣

  ? 価値尺度と流通手段、両者の関連

  ? 「価値尺度とは何か」



4 蓄蔵貨幣



索 引

イサーク・イリイチ・ルービン[ルービン・イリイチ・イサーク]
(Исаак Ильич Рубин)
1886?1937.マルクス─エンゲルス研究所所員としてリャザノフの下でマルクスの経済理論の文献的・理論的研究に従事し,多くの優れた成果をあげる。20年代末にはマルクスの経済理論の解釈においてボルシェヴィキ党指導者をしのぐ影響力をもち危険視された。31年にスターリンの弾圧政策により研究活動停止。その後の消息は長いあいだ不明であったが,旧ソビエト崩壊の前後からしだいに明らかになった。邦訳書に,20年代ソ連の価値論論争の発端となった主著『マルクス価値論概説』(竹永 進訳,法政大学出版局)ほかがある。

竹永 進[タケナガ ススム]
1949年生まれ。大阪市立大学大学院博士課程単位取得退学。大東文化大学経済学部教授。専攻は経済理論・経済学史。著書に『リカード経済学研究』(御茶の水書房),英文による編著にRicardo on Money and Finance(Yuji Satoとの共編,Routledge, 2013),Ricardo and the History of Japanese Economic Thought(Routledge, 2016),訳書にルービン『マルクス価値論概説』(法政大学出版局),『ルービンと批判者たち』(編訳,情況出版),ドゥルプラス『「政治経済学」とマルクス主義』(共訳,岩波書店),デュメニル/レヴィ『マルクス経済学と現代資本主義』(こぶし書房),ビデ『資本論をどう読むか』(共訳,法政大学出版局)ほか。

内容説明

1930年代のスターリン体制下で粛清され、戦後の西側世界でその理論的業績を高く評価されたソビエト・ロシアの経済学者ルービン。代表作『マルクス価値論概説』と対をなす本書は、草稿が2011年に初公刊された貴重な論文であり、さらにルービンの仕事の歴史的意義を詳説する編者ヴァーシナ氏および訳者による論考、ドイツ語訳版の解説等も併録する。20世紀経済学史への貢献。

目次

1 マルクス貨幣論概説(マルクスにおける価値の理論と貨幣の理論;貨幣の必然性;商品の使用価値と交換価値のあいだの矛盾の結果としての貨幣;貨幣の発生;貨幣と抽象的・社会的労働;価値尺度;流通手段;蓄蔵貨幣)
2 イ・イ・ルービンと草稿「マルクス貨幣論概説」
3 一九二二年から一九三一年までのルービン著作目録
4 関連資料(ルービンシチナ;ルービンのマルクス貨幣理論解釈;ルービンの経済学史と西欧経済学者に対する批判;ルービン指導下のマルクス‐エンゲルス研究所の経済学部門;二度の逮捕のあいだ―イサーク・イ・ルービンの生涯と著作活動における知られざる期間;付録 一九三七年一一月二三日のイサーク・イリイチ・ルービンの証言)
5 編訳者解説 イ・イ・ルービンの「マルクス貨幣論概説」(マルクスの資本主義理論における貨幣論と価値論;貨幣生成論と価値実体規定;価値尺度としての貨幣;蓄蔵貨幣)

著者等紹介

ルービン,イサーク・イリイチ[ルービン,イサークイリイチ] [Рубин,Исаак Ильич]
1886‐1937。マルクス‐エンゲルス研究所所員としてリャザノフの下でマルクスの経済理論の文献的・理論的研究に従事し、多くの優れた成果をあげる。20年代末にはマルクスの経済理論の解釈においてボルシェヴィキ党指導者をしのぐ影響力をもち危険視された。31年にスターリンの弾圧政策により研究活動停止。その後の消息は長いあいだ不明であったが、旧ソビエト崩壊の前後からしだいに明らかになった

竹永進[タケナガススム]
1949年生まれ。大阪市立大学大学院博士課程単位取得退学。大東文化大学経済学部教授。専攻は経済理論・経済学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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Bevel

1
ソ連に異端視されて長らく読まれていなかった1920年代?のルーピンの貨幣論の復刻版を翻訳したもの。使用価値から交換価値への移行の議論とか、時間で決まる抽象的労働の考え方に変な解釈を与える人いないかなと思って読んだ。この移行の問題のときにすでに貨幣が前提とされているとか、この貨幣がおのおのの社会と結びついているという点で、この欲求は3割くらい満たされた。チョイスがマニアックすぎたかなあ、と思う。2019/11/04

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