出版社内容情報
私たちはスピーチ(発言や表現)が加害的でありうることを知っている。しかし、その害はどのようなもので、どのようにしてもたらされるのだろうか。女性差別的発言、人種差別主義的なヘイトスピーチ、ポルノグラフィ、マイクロアグレッションなど、「表現の自由」だと言われたり、「ただの言葉」として見逃されたりしてきたものが害に結びつくメカニズムを特定し、抑圧、従属化、沈黙化、ハラスメントなどの現象に新たな光を投げかける。
【目次】
謝辞
序論
概要と要点
領域(The terrain)
章ごとの要約
第一章 予備的考察
1-1 序
1-2 言語使用
1-3 発話行為(speech act)
1-4 適切性条件
1-5 行使型
1-6 制定することについて
1-7 害を構成することについて
1-8 社会規範について
1-9 結論
第二章 会話的行使型
2-1 序
2-2 会話的行使型──スコアキーピング説による提示
2-3 現象が一般化される一つの仕方
2-4 共通基盤
2-5 なぜスコアの方を好むのか
2-6 発話の複数の機能
2-7 タイミング、阻止すること、認容
2-8 結論
第三章 標準的行使型と会話的行使型の違い
3-1 序
3-2 伝達意図と情報意図のグラデーションについて
3-3 意図の役割について
3-4 話し手の権威の役割について
3-5 会話的行使型の成功条件
3-6 許容可能性に関するどのような事実が制定されるのか
3-7 結論
第四章 一般的現象──非顕在的行使型
4-1 規範について
4-2 どのように一般化されるのか
4-3 発語内行為と並行的行為について
4-4 結論
第五章 スピーチと抑圧
5-1 序
5-2 抑圧について
5-3 抑圧的なスピーチの二つのメカニズム
5-4 ありうる反論
5-5 抑圧的なスピーチは蔓延している
5-6 結論
第六章 ポルノグラフィについて──従属化と沈黙化
6-1 序
6-2 ポルノグラフィについて
6-3 マッキノンの主張
6-4 ラングトンの分析
6-5 代替仮説──規範に統制されたムーブ
6-6 沈黙化
6-7 結論
第七章 人種、スピーチ、表現の自由に関する法(フリ



