出版社内容情報
韓国の李明博・朴槿恵保守政権下でメディアへの圧力や介入が強まるなか、看板ニュース番組のアンカーはいかに権力と戦い、真実を報じつづけたのか。セウォル号沈没事故、朴大統領の弾劾、#MeToo 運動など、社会を大きく揺るがす事件が立て続けに起きるなか、苦悩しながら信念を貫くジャーナリストのエッセイ。韓国で大反響を呼んだ書、ついに邦訳。
【目次】
日本語版への序文
はじめに――昔の宮殿の門番たちのために
第I部 「アジェンダ・キーピング」を考える
第1章 前日譚:二〇一二年Sグループ労使戦略
第2章 その船、セウォル号
第3章 タブレットPCが引き金となって開いたパンドラの箱
第4章 大統領選挙は花火ではない
第5章 避けて通れない#MeToo
第6章 私たちは平壌に行かなかった
第II部 ジャーナリズムはどうあるべきか
第1章 公営放送から総合編成チャンネルへ
第2章 ジャーナリズムから運動へ?
第3章 レガシーからデジタルへ
第4章 コーナーを見渡すと新しいジャーナリズムが見える
第5章 ジャーナリズムのより善き仕組みを目指して
おわりに――『ニュースルーム』を離れる
訳者解説
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