目次
規範の深度―環境と公共圏を論じるために
第1部 総論:公共圏とその規範問題(環境制御システムの介入深化の含意と条件―循環と公共圏の視点から;多義的な環境価値とその保全―私権制限からみる都市環境保全ルール;社会計画としての気候変動政策と所有制度の公共的再編)
第2部 “開発・公害問題”期(環境問題をめぐる不確実性と解決原則―熊本水俣病問題を手がかりに;「状況の定義」の共振がもたらす政治的機会―カネミ油症仮払金返還問題の決着過程;河川事業における科学技術をめぐるポリティクス;リスク認知特性と住民合意形成)
第3部 “サスティナビリティ探究”期(「近くの山の木で家をつくる運動」の形成―「ローカル・マーケットの危機」が問いかけるもの;ISO14001「環境マネジメントシステム」認証制度の課題;地域自然エネルギー政策・市場の形成―「政策文化」と「エージェンシー」の視点から;地球環境問題に対する環境教育プログラム;アジアにおけるインフォーマルリサイクルの環境社会学的考察)
著者等紹介
池田寛二[イケダカンジ]
1952年生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程中退。2003年博士(社会学)。千葉大学文学部、日本大学生物資源科学部等を経て、法政大学社会学部・大学院公共政策研究科教授。専門は、環境社会学、国際環境政策学、インドネシア地域研究
堀川三郎[ホリカワサブロウ]
1962年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得満期退学、千葉大学助手を経て、法政大学社会学部教授。専門は、環境社会学、都市社会学
長谷部俊治[ハセベトシハル]
1951年生まれ。現在、法政大学社会学部教授。専門は、行政法、国土・都市・地域政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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