出版社内容情報
ケインズ経済管理思想の有効性と問題点をめぐるハイエク,フリードマン,ブキャナンらの論点を再検討,現代経済の焦点に迫る。
内容説明
ケインズ〈経済のマネージァビリティ〉の理想はどこまで新自由主義の批判に耐えうるか、またその批判の正当性と有効性は?ケインズを軸に、ハイエク、フリードマン、ブキャナンらの理論を比較検討して、現代経済学の危機と試練の渦中からその再生を目指す。
目次
第1章 ケインズにおける経済管理の思想
第2章 「市場経済」のモラル・サイエンス―ハイエク理論の意義と限界
第3章 貨幣の規制力の意味と限界―フリードマン理論の検討
第4章 ケインズ経済学をめぐる論争―1つの整理
第5章 新自由主義の金融・財政政策理論
第6章 日本の牛肉輸入制度の公共選択論的アプローチ
第7章 金の廃貨と経済のマネージァビリティ