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出版社内容情報
戦前期日本の哲学界および論壇のスターであり、治安維持法下で獄死を強いられた三木清(1897-1945)。独仏留学生活の内実からその著作活動の特異な性格、パスカル研究やスピノザ論の筆致、マニラでの徴用体験まで、きわめて人間くさい生身の生涯を、戦争の時代背景のうちに跡づける。法政大学社会学部で長く教鞭をとり、近代日本の西洋諸学・語学導入過程を広く探究してきた著者による批判的ポートレート。
内容説明
戦前期日本の哲学界および論壇のスターであり、治安維持法下で獄死を強いられた三木清(1897‐1945)。独仏留学生活の内実からその著作活動の特異な性格、パスカル研究やスピノザ論の筆致、マニラでの徴用体験まで、きわめて人間くさい生身の生涯を、戦争の時代背景のうちに跡づける。法政大学社会学部で長く教鞭をとり、近代日本の西洋諸学・語学導入過程を広く探究してきた著者による批判的ポートレート。
目次
第一章 三木清のドイツ・フランス留学記(ヨーロッパへの旅立ち;ハイデルベルク ほか)
第二章 三木清の方法―「スピノザに於ける人間と国家」(三木論文の内容;スピノザが生きた(低地諸国)時代 ほか)
第三章 仮面の奇人―マニラにおける陸軍報道班員 三木清(三木清 徴用通知をうけとる;輸送船「崑山丸」でフィリピンへ ほか)
第四章 法政と社会運動家(ロシア革命、日本を震撼;法政大の学生および教員による社会主義運動 ほか)
著者等紹介
宮永孝[ミヤナガタカシ]
1943年生。富山県高岡市出身。早稲田大学大学院文学研究科英文学専修博士課程単位取得満期退学。文学博士。法政大学社会学部名誉教授。日本洋学史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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