内容説明
未知の言葉や出来事は、最初の「出会い」のあとで、どのように既知のものへと「翻訳」されるのか。言葉はなぜ、出会いのもたらす驚きや戸惑いをやがて覆い隠し、忘れさせてしまうのか。出来事を言葉に、外国語を自国語に翻訳する行為に必然的にともなうズレのさまざまな帰結を、日本の歴史を貫く普遍的問題として追究する翻訳文化論のエッセンス。著者インタビューを付す最良の入門書。
目次
序 初めに出会いがあった
第1章 「出会い」―未知との遭遇
第2章 「文」との出会い
第3章 「自然」との出会い
第4章 「神」との出会い
第5章 「愛」との出会い
第6章 異文化との出会い
第7章 「文明」との出会い
附 翻訳との出会い インタビュー
著者等紹介
柳父章[ヤナブアキラ]
1928年東京市生。東京大学教養学部教養学科卒。元桃山学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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