内容説明
1920~30年代のジャズの音楽言語を、リズム、旋法、和声、バンド編成の水準から記述。聴覚印象のみによる安易な憶測や安直な思弁を排した実証的な記述によって、ジャズの中に混在する黒人的な成分と雑種的な成分、商業的な成分の判別を可能にし、それぞれの成分の起源にさかのぼって因果関係を把握するための指針をあたえる。
目次
領域
民俗音楽の美学
分類と定義
基礎的なリズムの定式
ジャズの旋律の解剖学
ホットなリズム
ジャズ・リズムの地理学
大衆音楽におけるジャズ・リズムの発展
ジャズの音階構造
ブルースの由来
和声
黒い大陸からの諸影響
ジャズ・オーケストラ
ジャズの美学と形式
芸術としてのジャズ
結論
著者等紹介
湯川新[ユカワアラタ]
1942年、東京に生まれる。1968年、法政大学大学院修士課程修了。法政大学社会学部教授。専攻は音楽社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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