内容説明
“敵”から“友”の関係を築くために!いまなお日英間で燻りつづける、旧日本軍による英軍捕虜虐待の問題。大戦期から今日にいたる日英関係を多面的に問いなおし、戦後和解の構築に向けて日英独の研究者が共同で探求する。
目次
「敵」から「友」へ
第1部 戦争と対立(第二次世界大戦と独英・日英和解;対日戦におけるイギリスの興亡;日本軍による欧米人捕虜虐待の構図;日本軍による“白人”捕虜虐待をめぐるイギリスの対応;ビルマ・親英でも親日でもなく;東南アジアにおける日英のディレンマ、一九四五年以後)
第2部 講和と和解(日本の国際社会復帰と日英関係;日英の経済・軍事関係―一九四五~一九六〇年;戦後日本知識人にとっての日英和解―竹山道雄の場合;日英和解とメディア;日英和解と日中和解;グローバル化時代の日英関係)
日英関係の過去・現在・未来
著者等紹介
小菅信子[コスゲノブコ]
1960年東京生まれ。山梨学院大学法学部政治行政学科教授。近現代史、国際関係論、平和研究
ドブソン,ヒューゴ[ドブソン,ヒューゴ][Dobson,Hugo]
1971年ゲイツヘッド生まれ。シェフィールド大学教授。日本をめぐる国際関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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