出版社内容情報
狼煙のはじまり、古代ペルシアの駅制、江戸時代の飛脚、イギリスの郵便馬車、フランスの電信・電話、そして現代インターネット社会までの情報通信の足跡をえがく
内容説明
狼煙にはじまり、古代ペルシアの駅制、江戸時代の飛脚、イギリスの郵便馬車、フランスの電信・電話、そして現代のインターネット社会にいたるまで、情報と通信にまつわる技術・制度の変遷と社会生活の変化を描いた、通信技術の歴史。
目次
第1部 情報通信史のあけぼの―人類の歴史とともに出発
第2部 基本通信メディアの誕生―中世から近世へ
第3部 改革と発展の時代―近世から近代へ
第4部 情報の伝達―古代から現代まで
第5部 マスメディアの台頭―近代
第6部 エピローグ
著者等紹介
星名定雄[ホシナサダオ]
1945年、東京に生まれる。法政大学経営学部卒業、情報通信史を研究。郵便史研究会、交通史研究会などの会員。地球産業文化研究所研究主幹(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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山像
1
ローマ、唐、インカなどの大帝国から、絶対王政期のヨーロッパ、律令制の日本まで、中央集権的な国家はまず道路と駅制を整備し、軍と情報の流れを掌握する……という話がかなりのウェートを占めている。歴史上何回も、恐らくは独立してこういう最適解が開発されてきたという含意的には非常に興味深い話なんだけど、如何せん読み物としては似たような話がひたすら続いてしんどかった……。 狼煙や腕木通信、電信などのより細かなトピックが扱われる説はひたすら楽しい。2017/01/29
akuragitatata
1
割と読みやすくてさくっと読んだ。記述が荒いけれど、手紙や伝書鳩や交通網なんかについてはかなり網羅的。礼紙のところは実は二枚目も礼紙という罠があったりするけれど、ざっくり交通史の本としてもっておいても悪くないかもしれない。2010/07/18
ゴジラ 芹沢
0
現代のネット社会についての記述が少ないが、色々なエピソードがちりばめられていて面白い。2016/01/10