お母さんは忙しくなるばかり―家事労働とテクノロジーの社会史 (新装版)

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お母さんは忙しくなるばかり―家事労働とテクノロジーの社会史 (新装版)

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  • サイズ 46判/ページ数 340p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588364211
  • NDC分類 590.2
  • Cコード C0022

出版社内容情報

19世紀以来の工業化、20世紀の家庭電化による家事労働の再編は、主婦の仕事を本当に楽にしたのだろうか? かつては夫や子どもたち、さらには使用人も含めて分担していた家事労働が、テクノロジーの進化とともに主婦に集約されてゆくアイロニカルな過程、今日まで強固に存在する「男女別領域」の教義が確立される過程を、社会史・技術史の視点から描いた家事労働論の基本文献。柏木博氏推薦。〔社会史・技術史〕

内容説明

19世紀の工業化と20世紀の家庭電化は、お母さんたちの仕事を本当に楽にしたのだろうか?そのアイロニカルな歴史。

目次

第1章 序説―家事労働とその道具
第2章 主婦であること―工業化以前における家事労働とその道具
第3章 家事労働の始まり―工業化の初期
第4章 二〇世紀における家事テクノロジーの変化
第5章 たどることのなかった道―家事労働のもう一つの社会学的・技術的アプローチ
第6章 一九〇〇~四〇年の家事テクノロジーと家事労働
第7章 第二次世界大戦後
終章 お母さんの労働は減るだろうか

著者等紹介

コーワン,ルース・シュウォーツ[コーワン,ルースシュウォーツ] [Cowan,Ruth Schwartz]
ニューヨーク州立大学教授を経て、ペンシルベニア大学名誉教授。専門は科学技術の社会史。1992‐94年には米国技術史学会(Society for the History of Technology/SHOT)の会長を務めた

高橋雄造[タカハシユウゾウ]
東京に生まれる。東京大学工学部電子工学科卒業。同大学大学院博士課程修了。工学博士。中央大学勤務を経て、2008年3月まで東京農工大学教授。日本科学技術史学会会長。1975‐77年、西ドイツ(当時)アレクサンダー・フォン・フンボルト財団給費研究員としてミュンヘン工科大学に留学。1991‐92年、米国ワシントンDCのスミソニアン国立アメリカ歴史博物館に留学。1996年に博物館学芸員資格を取得。専門は高電圧工学、技術史、博物館学。著書に、『博物館の歴史』(法政大学出版局、2008年。2010年度全日本博物館学会賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ちり

1
“こうして、ベンディックス社製の洗濯機を持つ女性は洗濯が容易になったが、同時に、たくさん洗濯するようになり、自分で洗濯する量は彼女の母や祖母よりも多くなった。同じような例をいくらでも挙げることができる/近代化によって必要でなくなった労働は、それまでは女でなく男と子どもたちがやっていた仕事であった”2024/08/02

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